憲法カフェVol. 23「選挙」ってなに?

歴史的な選挙になったかもしれない09年8月30日の前日に行った憲法カフェの報告です。

今回は以下のレジュメを使って、選挙制度のおさらいをしました。

1.選挙の歴史
絶対王政貴族院〜制限(納税による)選挙〜男子普通選挙普通選挙
2.民主主義と選挙
直接民主制
間接民主制
3.現在の選挙制度
衆議院小選挙区比例代表(拘束名簿式/11ブロック)並立制)
参議院中選挙区比例代表(非拘束名簿式/全国区))
地方首長・地方議会
住民投票
外国人の投票権
4.最高裁判所裁判官の国民審査
5.その他



その後、ディスカッションを。
選挙制度は、国民主権を体現するために、設けられた制度なのに、小泉後の
4年間では、選挙による国民の審査を経ずに、政権がたらい回しにされたことが話題となりました。
国民による衆議院の「解散」制度が必要ではないのだろうか、との意見がありました。
また、小選挙区制はおかしいのではないかとの意見もありました。



ちなみに、小選挙区がなぜ酷いかというと、たとえば
1位が40%、2位が30%、3位・4位がそれぞれ15%
の得票としましょう。
で、どこの選挙区でもこの割合に大差がないとすると、
国会の議席はすべて第1位の党が獲得することに。
例としては極端かもしれませんが、そういうことです。
また、投票を棄権するということは、以上の投票割合に投票してるのと同じことです。
自分の意思表示を積極的に表明していないわけですが、
結果はどうであれ受け入れないといけないということです。