憲法カフェvol.10レポート

毎月恒例の憲法カフェ。そのレポートの前に一つお詫びを・・・

今回スタバでやる予定だったのですが、ちょっと他のお客さんも多かったので、近くのお店に移動させていただきました。
5時までは、担当がいたのですが、もしその後にこられた方いたら申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫びいたします。


今月は4月4日に、「格差×戦争vol.2 9条とわたしの距離」というイベントが企画されていることもあり、肩肘張らずに開催しました。おかげでグダグダになってしまったかもしれませんが…
今回は、14人の方に参加していただきました。ありがとうございました!

今日のテーマは、「日本国憲法自民党憲法草案を読む」。双方の前文・9条・13条を中心に呼んでその感想なんかを話し合いました。

前文では、

・現行憲法のほうはなんか感情がこもってて、なにか言いたいことがある感じ。

・現行の方は、戦後のもう戦争はしたくないと言うような歴史の中からでてきたものというのが伝わってくる。

自民党の草案は、とりあえず重要な言葉は入れておきました感がある。

・草案は、上から目線・・・

・草案は、普遍な物という感じがしない。

などなど

で、草案の方の文章が、一夜漬けで作った感じがするけど、中曽根元首相が作った前文の素案の方が、感情は表現されてたよ、と言う話がありました。
というわけでこちらが、自民党憲法前文の素案です。
http://www.47news.jp/CN/200510/CN2005100701004457.html

続いては、現行と草案では、大きく違う憲法9条

・草案の方は、やたら「・・・のほか、」と書いてあり、どうとでも運用できるような感じがする。

憲法云々ではなく、「自衛軍」になっても、今の「自衛隊」と変わらないのってなんかおかしくない?

内閣総理大臣が最高指揮権者ってなんか不安。

・「又は国民の生命若しくは自由を守るための活動」って、「公の秩序」の維持の後に来てるし、守ってくれない感じがある。

などなど

それから、自衛隊の海外派遣の恒久法が出来るのと、改憲するのでは大きな違いがあるのか?これは「違憲」と言えなくなるというのが大きな違いなのでは・・・。でも、司法(裁判所)は高度に政治的とかって、判断しないことが多い。何てことも話し合われました。

それから13条。

ここでは、「公共の福祉」が「公益および公の秩序」へと変更されているのですが、草案の「公益および公の秩序」と言うのは、なにを言わんとしてるのかわからない。なんてことが話し合われたりしました。

ここでお店の閉店の時間もきてしまい、 あっという間の2時間となりました。

何人かで読むと、いろんな視点が発見できるし、一人じゃ読む気あんまりしないし、いいよね。なんて事を言ってくれた方がいて、とても小さな集まりではありましたが、やってよかったと思いました。